【第17章】成功者の法則

仕事は起動に乗ってきたが、マイナスに引きずり落としてくるパワーはやはり強い。毎月返済できる金額は、本来の返済額の3分の1以下であるため、相当のしわ寄せがくる。

電話対応も呼び出しも、債務整理を自分でこなしていたので、かなりの精神疲労なのだ。今、考えたら弁護士に依頼すれば良かったのだが・・。弁護士を信用できない病にかかっていたのもある。

回収担当らは、またしても法的処置や差押え要求で脅してくる。しかし、一皮向けた僕は、動じない。

直接交渉しに行き、今、会社がこのような売り上げを立てており、現時点で僕を潰すと、全く回収できるなくなりますよ。と強気に対応した。まるで、体にダイナマイトを装備した人間のように、「俺を潰すとあなたも道連れよ。」の精神である。

おかげさまで、返済や裁判の法的な部分が良く理解でき、何より度胸がついた。

やはり、みんな人間なので、交渉したら意外と行けるものだ。中には、面白い人ですねと仲良くなり、ちょっとした抜け道を教えてくれる人さえ居たのだ。

そうした、苦悩もこなしつつ、できるだけプラスな未来へのエネルギーに僕はフォーカスした。

元気よく、明るく、陽の自分が出るように、精神も身なりもできるだけ調節していた。
これを心がけていると、自己暗示もあるのだろうがなぜか良い出来事が訪れる。

明らかに違う結果なのは、今までとは違う人間層の人脈が拡大して行くのだ。

ちなみに、それまでの僕の外観イメージは、代表でありながらTシャツとくわえタバコだ。非常に見っともない。タバコはホームレスの時期に強制的に辞める事ができたし、この制裁は僕を良い方向に導いてくれたものだと強く感謝する。そうでもしないとタバコは辞めれなかっただろう・・。

さてさて、人間には、生息領がある事をこの頃、強く感じていた。やはり、精神的にも所得的にも同じくらいの人間は同じ層に生息している。

つまり、できるだけ、なりたいと思う人間の層に近づくことなのだ。
僕は、可能な限り、自分よりも成功している人間と接するようにセミナーや交流会を渡り歩いた。

そんなある日、福岡の交流会で、すごい人物と出会った。

僕と同じくらいの借金を背負い、返済した人間であった。
親が経営していた会社が倒産し、それを機に動けなくなった親父のために必死で完済まで至った人物だった。現在は、完済どころか、会社経営を16社経営していて、すべての事業に成功していた。

彼とは、意気投合した。そして、僕の現状を話すと、大笑いして、よく弁護士無しでこなしたね。と、まだ完済もしていないのに、前倒し完済祝いを、高級バーで祝ってくれたのだ。とても嬉しかった。

何より同じ境遇の人が居る事が・・。

僕は日頃から復活すると自分に言い聞かせてはいたが、本当に完済できるのか、不安を一切感じていなかったと言えば嘘になる。僕にとって完済を成し遂げた人物と出会えたことは、神と出会うようなことだったのだ。

彼は、年収1億円以上の人間と接するといろいろ見えるよと、その後、たくさんの成功者と食事する機会を設けてくれた。おかげで成功者の人脈拡大ができた。彼は、必ず僕をこう紹介する

「私の過去からやって来てくれた男だ」と。

そんな場を設けてもらいながら、僕は、成功者らから、沢山の事を学んだ。

僕は、必ず皆に同じ質問をした。「あなたの成功哲学とは?」である。

不思議と皆、同じような内容が多いのだが、特に参考になったのは、本物の成功者と小手先の成功者の見極め方だ。

実は、この見極め方は、自分で言うのもなんだが、一度、地獄に落ちるとなんとなく嗅覚が養われていることに気がついていた。だからこそ、彼らに出会えたわけだし。

ただ、それがより具体的になり、確信に変わったのだ。

全員が同じ回答。

それは「愛があるか否かだ」

この愛の定義が厄介である。優しいとか、いたわるとか、そうした道徳的に都合の良いものでもない。
僕的な感覚でこの愛を一言で述べるなら「信念」だと感じる。
それが、滲み出る。この特殊なフェロモンをもった人間が、真の成功者であると。

のちの章で語るが、この完璧なまでの人物と僕は出会う事になる。

もうひとつ、僕にとって励みになる成功者の法則。

一度は、どん底の地獄を味わってることである。

どうして、地獄を見ると、成功マインドが上昇するのか、これはハングリー精神とかそう言うものでもない。この成功者たちからも聞いた話をまとめ、いつか文字にしたいと思う。


僕は、沢山のエールを受け、さらなる飛躍の階段を手に入れたく、日本の中心である東京で勝負すると上京を誓う。


第18章につづく・・・・。

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ヒルトン福岡シーホーク

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